学校長挨拶
千倉小学校の子供たち(令和6年4月現在296名)は、人懐っこく、明るく元気で素直です。開校以来のスローガンである「あいさつ日本一」の学校を実現しようと、毎朝大きな声で「おはようございます」とあいさつする姿は、たいへん清々しく、いわゆる「子供らしい姿」をたくさん見せてくれます。
そうした子供たちを育ててきた環境が少しずつ変わってきていることを感じます。子供たちの生活ぶりは都会の子供たちのそれと比べても遜色ありません。豊かで便利になっていくことは喜ばしいことだとは思いますが、そうした生活が、「子供らしさ」やたくましさを徐々に奪ってしまうのではないかと懸念しています。
千倉小学校の子供たちには、これからも大きな声であいさつしたり、よいことを喜んで行ったり、悪いことを素直に認め反省したりできる子供らしさを持ち続けてほしいと願っています。そのためにも豊かな自然、温かな人々に恵まれた千倉の魅力を五感を通して味わう教育を大切にしたいと考えています。
能登半島地震は、半島で起こる大地震の怖さを気付かせてくれました。奥能登と同じような地形である南房総で大地震が起きたらと考えると・・・。東日本大震災から13年、薄れ始めていた危機意識を再度呼び起こし、防災教育の充実を図り、児童・保護者・教職員の防災対応力の向上に努めていきます。