南房総市立千倉小学校 Chikura Elementary school

学校長挨拶

本校は、七浦・忽戸・朝夷・健田の4小学校が平成26年4月に統合して誕生し、今年度で8年目を迎えました。現在の児童数は335人(令和3年5月1日現在)、全17学級に2通級指導教室を加えた、安房地区で3番目の規模の小学校です。統合時には400人を超えた児童数ですが、少子化の波は本校にも寄せており、年々減少を続けています。

学校教育目標は、「思いやりの心をもち、夢に向かってたくましく生きる子の育成」。統合時からの目標である「夢に向かってたくましく生きる子の育成」に、昨年度(令和2年度)、「思いやりの心をもち」の言葉を加えました。現代は、先行きが見えない、見通しがもてない時代と言われています。このような時代を、たくましく生き抜いていける子ども達を育てたいと考えます。同時に、他者に対する感謝や配慮、協力等、子ども達に思いやりの心を育みたいと思います。

一昨年度(令和元年度)から、学校教育目標にある「たくましさ」と、校内研修・研究との関連を意識しています。研究主題は、「地域に愛着を

もち、たくましく生きる児童の育成」。総合的な学習の時間や生活科、生活単元学習の教材開発や授業研究を通し、主題にあるような児童を育成したいと考えています。また、これは、南房総市が推進する南房総学の充実にもつながるものであり、生まれ育った故郷を誇りに思える子ども達を育てたいと思います。

新型コロナウイルス感染症は、収束の気配を見せません。マスクの着用、黙って食べる給食等が続いています。一方、体育科の水泳や家庭科の調理実習等、昨年度は実施できなかった教育活動を、今年度は行っています。「昨年度は模索の年、今年度は見極めの年」という言葉を聞きました。子ども達の安全・健康を第一に、コロナ禍の学校教育の創造に努めたいと考えます。

職員一同、子ども達の心身ともに健やかな成長に力を尽くします。保護者の方々、地域の皆様のご理解とご支援、ご協力をお願いいたします。